アルコールインクアートに出会うまでの道のり

私とアルコールインク―アートの出会いについて書きますね。

ちなみに中学、大学と美術部でした。でもそれは絵が上手とかすごく好きだからという理由からではなく、きっと。。静かにモノと向き合う、ひいては自分と向き合う、その時間が好きだったのではないかなと今では感じています。

 

小学生の6年間。絵画教室に通っていました。それは幼稚園の時の書いた父親の絵がひどすぎたから(笑)画面いっぱいに父親の顔だけをおっきく書いてカラダはごく小さく書かれていたその絵に驚愕した父。私に絵画教室にいくことをすすめたようです。

絵画教室はおじいさんの先生がお二人で生徒は30人くらいいたかも?!記憶があいまいですがとにかく大人数でした!!

でも絵を描く時間は一人の作業なので人数という【外側】はあまり気になりません。描く対象だけに集中し、描けたら先生にみてもらうという一連のながれがありました。

生徒が多すぎることもあり、いつも先生のところには行列ができていました。

でも並んでいる時のなんともいえないワクワク感は今でも忘れません。先生はアドバイスはくれるけれど決して評価はしませんでした。どちらかというとよいところをほめてくれるばかり。評価がつきものの学校とは違う、解放感や達成感があったせいでしょうか?飽き性の私も辞めずに通うことが出来たのです。

 

中学生になって,美術部入部。(特に他にしたいことはなく、しいて言えば絵を描くことくらいしかなかったので)

憧れの油絵セットを手にしたときの嬉しさは今でも忘れません。大学になって100号(畳1畳くらい)の油絵を描いた達成感。社会人になって仕事帰りに通った絵画教室。改めて鉛筆デッサンを基礎から学び、パステル、油絵など新しい世界が広がりました。油絵では自画像、ゴッホやフェルメールの模写もしてとても勉強になりました。

そんな季節を過ぎて。。。

主婦になってからは絵からはすっかり遠のいた暮らし。けれどやっぱり描きたくなりました。でも油絵は小さな子供のそばでは描きにくい。。。そんな時パステルアートの資格を見つけたのです。

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子育ての合間に資格をとり、地域の子供たちに、単発ではありましたが教室をひらきました。ある小学生の男の子は「この春休みで一番楽しかった!!」と言ってくれて。それがすごく嬉しかったのを覚えています。

そんなに皆さんに楽しんでいただいたパステルアートでしたが、どんどん次のデザインを習得していかなけれないけないことに自分の気持ちが追い付かなくなっていきました。元々飽き性で面倒くさがりなこともあり(笑)だんだんデザインの在庫が尽きて、同時に気力も萎えてしまったのです。

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それから数年後。気分転換に、ポーセラーツ教室にいくようになりました。その時改めて思ったのです。やっぱり私はデザインやカラー、絵など、アートの自由な感性の世界が好きだなあって♡

それでなんとなくSNSを見ていた時に見つけたのがアルコールインクアート!!その美しさと、一瞬で描けるところにすっかり魅了されました。

「なんてキレイなんだろう!!やってみたい!!」

実はそんな風に”何かに取り組む気持ち”はそれまでの数か月間、すっかりなくなっていたのです。ちょうどステイホームの時期。心の状態が体にも反映したようで、体調もすぐれず何もかもやる気が消えてしまっていた時でした。毎日、体はだるいし、とにかく心が暗く沈む。。。ほんと、なんのやる気もなかったです。

でもアルコールインクアートの写真を見た時、「ない」と思っていた好奇心やワクワクが一瞬で蘇ってきたのです!!それまで、毎日をただなんとなく過ごしていただけの私に一筋の光がみえたようでした。

そこからはまるで別人のように行動力を発揮していろいろ検索。すぐに学ぶことにしたのです。

そして今の私があります。

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つけ加えておきますが、ここまで読んで頂いて、あなたはこうは思いませんでしたか?「そうは言っても美術部だったということはやっぱり絵心があるから描けるのでしょ?」と。

いえいえ。アルコールインクアートは風で描くのでいくら絵にふれてきた私でもまったくの初心者でした!!でもだからこそワクワクしたのです。”一体どんな感覚になるのかなぁ?”どんな絵が描けるんだろう?”って。

予想できないインクの動きにいまだに右往左往すること、あります。ほんとに。(練習のおかげでかなりコントロールできるようにはなりましたが)でもそれがアルコールインクアートの醍醐味でもあるのです。

二度と同じ作品はできない。その一瞬が勝負!という感覚。おそれずにとにかく”やってみる”という行動力がつくかもしれません。やってみれば案外うまくいったってこと、人生でも、ありますよね。

描きたいものがある場合はコツや技法、練習が必要です。でもまずは色を風で広げるところからでいいいのです。それは本当に誰にでも、お子さんにも高齢の方にも、出来ます。そして絵心とか評価とは関係のない、ただただ美しい世界を自分の手で創りだせる喜びを感じてほしいと思っています。

つらくしんどかった私の毎日に光を与えてくれたアルコールインクアート。あなたにももしかしたら希望の光、日々の楽しみになるかもしれません。ならないかもしれません。どうぞお気軽な、子供みたいな好奇心でまずは一度、体験してみてくださいね。

 

私達の生活はあまりにも評価や生産性に重きを置きすぎてはいないでしょうか?せめてこのインクアートの時間だけでも、評価や判断のない優しい時間を過ごしていただきたいです♡

とまぁ、いろいろ書きましたが、レッスンではこんな小難しいことは言いません。(笑)ただアートを、ものを生み出す喜びを楽しむ時間です♡

はい。では、長くなりましたが最後に、古代のカタカムナから読み解く『アート』という言葉の意味をご紹介させたいただき結びとしたいと思います。

ア:感じる、生命

ー:短時間で

ト:統合、10次元

(『カタカムナ 言霊の法則』 吉野信子 徳増書店 より引用)

これを知った時驚いたなんてもんじゃなかったです!まさに『本当の自分に目覚めて生きる』にはぴったりでよね!!

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